「僕らはすでに20~50%の確率でバーチャルワールドに住んでいる」と言う言葉。

2016年に話題になったのをご存知でしたか?

アメリカの投資銀行が顧客向けのリポートに唱われていたものです。

バーチャルワールド(VR)とは仮想現実のことですよね。

 

この世は現実世界じゃないってことでしょうか?

 

色々なサイトで裏付ける証拠をあげてありましたが、イマイチ意味がわからないものが多いんですよね。

今回は『この世は仮想現実』という証拠としてあげられたものについてお伝えします。

  • 絶妙なバランスは仮想現実だからこそ成り立つ?
  • 数式で世界が記述できるから仮想現実?
  • 宇宙そのものがコンピュータ説
  • 量子力学的には何でも説明できそう!

それでは早速いってみましょう。

この世は仮想現実である根拠とは?

僕たちの住む地球が出来上がった事自体が奇跡に近い絶妙なバランス上に出来上がっていると言われています。

そもそも地球が水の星と言われるのも、大気があり人類が生存していけるのも奇跡的な宇宙のバランスによるもの。

もう少し太陽に近ければ水は蒸発してしまい、もう少し太陽から離れていれば光が届かず人類が生存していけるものではなかったでしょう。

 

アメリカの実業家でもあるイーロンマスク氏においては
『我々が”天然”の世界に生きている可能性は数十億分の1』だとまで言っています。

この地球が偶然出来上がったと考えるにはあまりにも確率が低く、これは現実的ではないという見解ですね。

 

確かに現実的な数字ではないですが、じゃあ今の僕たちはいったいなんなんだ?!って話になりませんか?

 

これだけでは仮想現実であるという証拠にはなり得ないと僕は思うんですよね。
また、数式で世界が記述できるから仮想現実なんだという説ですが、これもまた意味がわかりませんね(汗)

この世は仮想現実かは数字で説明できる?

これに関してもどうかと思っていたりします^^;

いろいろなサイトで説明されていましたが、どれも一方方向からの見解ではないかと…。

例えば、この数式。

 

E=mc^2

 

アインシュタインによる特殊相対性理論なんですけど、ご存知ですか?

Eはエネルギー(質量)、mは物質によって異なる質量、cは一定の光速を表している公式ですね。

cを比例定数に例えるとmもエネルギーの一種になるため物理の分野では最も美しい公式だといわれています。

要約すると光の速度に近づくとエネルギー(質量)が増える。

 

質量というのは動かしにくさを表す指標ということなので、光の速度に近づくと動かしにくくなる(ゆっくりもしくは重く感じる)ということですよね。

これらで世界を表しているというには他にもいろいろな数式を組み合わせればできるということですか?

仮に数式で世界を記述できるのであれば、それは天然ではなく人工的に作られたものであるっていうのが『この世が仮想現実』と主張している方々の言い分です。

 

しかし、これはそれこそパラドックス(矛盾)なのではないでしょうか?

 

公式で表現できるから仮想現実という考えが悪いと言っているわけではないんです。

それは間違いだということも証明できませんし。

しかし、これらの公式は自然界を数式で表したいという意識から証明された数式であり、この世の方が先にあるという前提ですよね。

この世界は数式で表現できるから仮想世界であるという証明としては自然界ありきでの数式ではなく、数式ありきでの自然界でなければ証明にならないのでしょうか?

 

有るものを証明するより、無いものを証明する方がずっと難しいと思うんですよ。

 

なので、これが『仮想現実』の肯定化の証拠とされるのは、弱いのではないかと思います。

 

そして、もう一つの証拠として宇宙そのものがコンピュータ説

 

また、すごい発想ですね。

でも、これはありえそうに思えるんです。

宇宙そのものがコンピュータ説

コンピュータは基本的に”0″と”1″の2つの数字で構成されています。

今書いている文字ですら2つの数字を1文字あたり8ビット、もしくは16ビットで表しています。

 

もう少し言うと、パソコンの画面ですら元をたどればこの”0″と”1″の羅列なんですよ。

 

そう考えると、いくらでもコンピュータっぽく見えてきちゃいますよね。

また、2000年代にはニューヨークタイムズで驚きのニュースが報道されたのをご存知ですか?

宇宙と人間の脳細胞の構造がものすっごく似ているというニュースだったんですが、見てみるとほんとに酷似していました。

この宇宙が生物の脳そのものなのでは?と言われるのも納得できるほどに。

ちなみに、このニューヨークタイムズのニュースですが、細胞の構造をものすごく拡大したものを比較してるんですね。

このように小さい単位に区切って見て行こう!ってのが量子力学なんだと僕は捉えています。

量子力学でなら何でも説明できる?

『量子』というのは物質をつくる超ちっさい単位のことを指すんです。

電子とか原子とかをひっくるめて『量子』なんですが、あまりに小さすぎる単位なので他の物質も素通りしちゃうんですよ。

この量子、今まで感覚として理解できていた物理法則を完全に無視した動きをすることがあるんです。

2重スリット実験で調べると、もう少し詳しくわかります。

つまり、今までのルールを全く無視する量子を研究して、新しいルールは何かを探しているというのが量子力学なんですよね。

言い方を変えれば、『この世は仮想現実』というのも量子力学的に見れば、自分たちで新しいルールを探そうって話ですから、いくらでも説明できそうです。

今までの常識では完全に行き詰ってしまう事柄でも、量子力学なら先が見えるかもしれませんね。

さて、最後にこの世は仮想現実説についておさらいしていきましょう。

関連記事

この世が仮想現実についてのまとめ

今回の『この世は仮想現実』説ですが、僕の個人的な意見としてはまだまだ判断に迷う内容でしたね。

実際、科学や数式で説明できると言われても自分の頭で理解できなければ信じることは難しいと思うんです。
とはいえ、この世は現実以外の何物でもない!!ってことを言いきれるかと聞かれれば、答えは「NO」なんですよね。

ただ、20%~50%の割合であれば『この世は仮想現実』説もうなずけるんです。

2016年はVR元年と言われるほどVRが目覚ましい進化を遂げました。

現実世界でも20%~50%という割合ならば仮想現実を受け入れているのではないでしょうか?

人間は空想が出来たり、夢を見たり希望を持ったり、現実じゃないことを頭で考えています。

 

たまに、これが空想なのか現実なのかわからなくなりそうな時もあるくらいに。

 

これらを含めて、僕の希望としては誰が作ったかわからないような仮想現実で転がされているとは思いたくないのです。

 

少なくとも一生懸命生きているんだという実感を持っていたい。

 

他人に道筋を決められた人生ではなく、あきらめず粘り強く人生を全うしたいなと…

そんな憧れを抱いて今日は眠りに就きましょう…。

おすすめの記事