18歳という若さで亡くなったエジプトの若きファラオ(王)ツタンカーメン。

彼の墓の隠し部屋にはネフェルティティの墓が隠されてる等謎があります。

死因についても毒殺他殺等ありますがDNA鑑定の結果先天的疾患があった事が分かってきました.

一体ツタンカーメンの本当の死因とは?

墓の謎はどこまで解明できたのか?
(2015年〜既に2回調査が行われています)

今回はこれらの点について詳しくお伝えします。

ツタンカーメンの墓の謎

あなたも“ツタンカーメン”という名前を一度は耳にしたことがあるでしょう。

実はこのツタンカーメン王、なんと18歳という若さでで亡くなってしまった少年王です。

 

18歳って…。

 

日本ではまだ未成年ですよ。(笑)

しかしこの王の墓から発掘された宝石などといった貴重品こそが、ツタンカーメン王の存在を広めると同時に、謎に包まれる存在となってしまうきっかけとなったのです。

ツタンカーメンで有名なのは、黄金のマスクですよね。

これはツタンカーメンの副葬品として、彼の墓から発掘されたものです。

現代ではあまり見られませんが、土葬が多かった時代というのは副葬品としてこのように仮面や刀また硬貨などが埋葬されていたのです。

 

これはその人の権力や地位を表していると言われています。

 

ツタンカーメンも同じですね。

実は、ツタンカーメンの墓には仮面だけではなく短剣も副葬品として埋葬されていたのですよ。

ツタンカーメンに対する謎というのはとても多く、その1つとしてはツタンカーメン王の墓には隠し部屋があったのではないかとも言われています。

この謎については2015年以降に2回に渡って調査されているのですが、未だに謎が解明されないままです。

 

しかし、その隠し部屋にネフェルティティの墓を隠しているのではないかという説も浮上しています。

ネフェルティティについての話は後ほどしますね。

ツタンカーメンの死因とは?

18歳という若さで亡くなってしまった少年王「ツタンカーメン」ですが、実はこの死因は今まではっきりと解明されていなかったのです。

当時は暗殺されたなどといった説が浮上していました。
若くして王になったということからそのような説が上がるのもおかしくないですよね。

 

しかし実は、暗殺以外の死因である可能性が強いということがわかったのです!

 

では一体どのようなことが死因として挙げられたのか?

なんと大腿骨の骨折と先天的な疾患という説です。

これは2010年に行われたDNAや放射線調査でわかったことであり、現在ではもっとも可能性のある死因として研究が進められています。

今では、このように大腿骨の骨折や先天的な疾患が死因であるだろうと言われていますが、他にも毒殺説頭部打撃説も挙げられています。

 

今先ほどにもお話ししたように、ツタンカーメンの死因については様々な実験の中で検証されてきています。

おそらく、この状態であればここ数年でツタンカーメンの死因についてははっきりと解明できるのではないでしょうか。

ネフェルティティとの関係は?

このように、今では少年王ツタンカーメンについて様々なことが調査されていますが、とりわけ注目となったのがツタンカーメンの墓です。

実はこれまで、ツタンカーメンの墓への調査というものはほとんど詳しくされていませんでした。

しかし、イギリスのエジプト学者であるニコラスリーブス氏は2015年7月に、ある1つの仮説を立てたのです。

 

その仮説はというと、未だ発見されていないネフェルティティ女王の墓が、実はツタンカーメンの墓に隠されているのではないかというものです。

 

「そんな1つの墓に2人も入るわけないだろう」と思われたかもしれません。

それがですね…。

 


実は研究者たちは、ツタンカーメン王の墓には隠し部屋があるのではないかと言っているのです!

 

そしてその隠し部屋にネフェルティティ女王の墓が隠されているのではないかということです。

そもそもネフェルティティ女王って誰なのかということですよね。

この女王は、以前ではツタンカーメン王の継母と言われていました。

それが近年ではツタンカーメンが王に就く前に王位に就いていたのではないかとも考えられています。

確かに、もしネフェルティティ女王が本当にツタンカーメンの継母であったりツタンカーメンと身近な関係にあったのであれば、このように同じ空間に埋葬されてもおかしくないですよね。

しかし、わざわざなぜ隠し部屋を作ってまでして墓を隠そうとしているのでしょうか…。

不思議ですよね。

と、こんなこと言ってますが、隠し部屋があるなどと言ったことはあくまでも仮説なので、これが本当なのかということも一概には言えないのが現実です。

その他の謎

ここまでは、ツタンカーメンの死因からネフェルティティとの関係についてお話ししてきました。

しかしこの他にも、ツタンカーメンに対する謎というのはまだまだ存在しています。

そこで、ここでは今回紹介したこと以外のツタンカーメンに関する謎を、いくつか紹介していきます。

ミイラについては?

そもそもツタンカーメンのミイラって、どのようにして発見されたか気になりませんか?

実はこのツタンカーメン、発見された時の保存状態がとても劣悪だったのです。

また、発見後にはミイラの包帯が解かれてしまったので、ツタンカーメンのミイラの保存状態ははっきり言って最悪の状態と言っても良いでしょう。

想像すると、少しかわいそうですよね。

歩行障害を持っていた?

そして次に挙げられる謎は、実はツタンカーメンは歩行障害を持っていたのではないかという説についてです。

研究によると、ツタンカーメンは埋葬の前から左大腿骨を骨折していました。

しかし問題があったのは左大腿骨だけではなかったのです。

病理学者によると、ツタンカーメンの左足の付け根の部分の骨が腐っている状態になっており、ケーラー病と呼ばれる、骨が壊死してしまう病気を持ってしまったと言われているのです。

またその際痛みが激しいだけでなく、体重を支えることができなかったという状態であったとされるので、自由に歩行ができるという状態ではなかったというのです。

実は、ツタンカーメンの体に関する謎についてはたくさんあります。

この他にも持病を患っているという説も挙げられていることから、ツタンカーメンは健康な状態のまま亡くなってしまったという説はあまり見受けられていないのです。

最後にツタンカーメンの墓と死因の謎についてポイントをおさらいしましょう。

 

まとめ

ツタンカーメンの死因には、今回紹介したこと以外にもまだまだたくさん存在しています。

しかし今では研究が進められているので、かなりその死因の秘密を解明する時が近づいているように見えます。

古代エジプトの謎については、様々な場面で見られていますよね。

ピラミッドやクフ王の謎と言った有名なお話もあれば、そうでもないお話もあり…。

 

しかしそれがまた、古代エジプトの魅力を引き出しているのかもしれません。

 

あなたはツタンカーメンの死因は何だと思いますか?

 

今後ツタンカーメンの謎について解明される日がくるかもしれません。

それが、古代エジプトの謎を解き明かす第一歩なのかもしれませんね^ ^