北欧の輸入雑貨ってかわいいですよね。
先日、いくつか買い込んで家に飾ってみたら、とても雰囲気が良くなりました。

しかし、枕元に置いた赤い帽子の小人と目が合って、気になって夜も眠れません。

北欧の妖精といえばトロールトムテニッセといった名前は聞いたことがありながらも、実際何を司っている妖精なのでしょうか。

 

トムテやトロール、ニッセって何なのか?

どんな伝説が北欧では伝わっているのか?

どこへ行けば会えるのか?

一緒に探っていきましょう。

トムテ、トロール、ニッセとは

トムテは、尖った耳を持っていたり、小人のような背丈だったりと、特徴的な容姿をしています。

しかしそれ以上に注目したいのは、その赤い帽子にあります。

そう、サンタクロースの源流になっているんですね。

トナカイやヤギの引くソリに乗り、子供たちにプレゼントを配る、優しい一面があります。
半面、気難しさも持ち合わせているので、トムテの人形をお家に置く場合は、大事に扱いましょう。

実は、トムテはスウェーデン語での名前なのですが、ノルウェー語やデンマーク語では、ニッセと呼ばれます。
トムテとニッセは、同じ妖精のことを指していたんですね。

 

トロールの一般的な特徴は、巨大で醜悪な容姿である点にあります。
ハリーポッター指輪物語にも出てきているので、ピンと来る人もいるのではないでしょうか?

しかし一番特徴的なポイントは、変身能力を持ち、回復能力も秀でているところです。

いろんな伝説を持ってそうなスペックがありますね。

 

優しい小柄なトムテと、巨大で醜いトロール。

この妖精たちが今でも北欧の人々に大切にされているのはなぜでしょうか。

どのような伝説が残されているのでしょうか?

北欧の妖精たちが残した伝説とは

トムテは主に農家に住み着き、家を守る精霊です。
ある日、家が火事になったとき、トムテが火を消して、火事から守ってくれたともいわれています。

また、動物にも優しい精霊なので、家主が家畜を虐待すると、家から出て行ってしまうそうです。

赤い帽子で長いひげの、小人の置物には、こんな伝説があったんですね。

そこからサンタクロースという存在に変わっていくのは、今考えると、イメージしにくいですね。
長い年月が、今のサンタさんを作り上げているんですね。

トロールは、北欧各国で、主に悪者として扱われています。

池の中に引きずり込んだり、幼い子を誘拐したりすると伝えられています。

日本のホラー映画みたいですね。

 

トムテやトロールには様々な伝説があり、今でも北欧諸国の人々に親しまれています。

そんな妖精たちに会いに行くには、どこへ行ったらよいのでしょうか。

北欧の妖精たちと会うには

トムテやニッセは、スウェーデンやノルウェー、デンマークで大活躍しています。

一般家庭の軒先を覗いてみてください。
赤い帽子がチャーミングな小人が、温かく迎えてくれるでしょう。

トロールはノルウェーで根強く親しまれています。
いまだに信じている人もいます。

会うには、お土産屋が一番いいでしょう。

トロールは先ほども述べたように、変化する能力があります。
そのため、お土産用のキーホルダーやマグカップに、男性のトロールもいればサッカープレーヤー姿のトロールもプリントされています。

女性のトロールなんていうのもいるんですね。

 

北欧の妖精、トムテやニッセ、トロールは、北欧各国で出会えます。

しかし実は、日本でも、この妖精たちをモチーフとしたキャラクターが存在します。

それが分かれば、いつでもこの不思議な者たちに会えますね。

トムテやトロール、ニッセをモチーフとしたキャラクター

トムテやニッセは、先ほど、サンタクロースの原型だとお伝えしました。

実は、このトムテ達よりも、醜悪なトロールの方が、モチーフとして使われています

例えば、となりのトトロに出てくる、トトロもトロールがモチーフになっています。
ハリーポッタードビーもトロールをイメージして作られています。

極めつけはムーミン
作者はフィンランド人です。

自国の伝説を原案に、あのような幻想的な物語と、愛らしいキャラクターを生み出したんですね。

 

伝承では醜い姿と伝えられているトロールの方が、世界中で親しまれているとは驚きでしたね。

私たちの手元にも、トロールをモチーフとしたグッズがあるかもしれませんね。

それでは、最後にまとめていきますね!^^

トムテやトロール、ニッセのまとめ

今回お伝えした北欧の妖精たちについてまとめます。

  • それぞれの特徴は?

トムテとニッセは同一、赤い帽子と尖った耳が特徴。
トロールは醜い姿をしているが変化できる

  • それぞれの伝説は?

トムテは、優しくすれば家を守り雑に扱えば出ていく
トロールは悪い噂の方が多い。

  • 会うには?

北欧のお家の軒先や、街角にいる。
日本では様々なマスコットキャラクターとなって親しまれている。

 

北欧の妖精たちは、こんなにも日本になじんでいるんですね。

ふと目を上げたら、棚の上にムーミンの貯金箱が置いてあり、少しぞくっとしました。

以上、北欧の妖精トムテとトロールやニッセについてでした。