日々進化する人類のテクノロジー。

アニメや映画の世界だけかと思っていた夢物語も、意外に実現が近いかもしれませんよね。

未来の猫型ロボットの開発を待たずして、いろんなところへワープできたり、時間旅行が楽しめるとしたら…。

考えただけでワクワクしますよね!

 

そんな夢物語が現実に起こっていたかもしれないのをご存知ですか?

今でも多くの人が信じてやまない、フィラデルフィア実験です。

しかし、この計画は夢は夢でも悪夢だったんですね…。

 

今回はこのフィラデルフィア実験についてご紹介します。

  1. フィラデルフィア実験とは
  2. フィラデルフィア実験、発覚までの道
  3. エルドリッジに起こった出来事
  4. UFOと軍の怪しい関係

 

本当にこんなことが現実に起こったのか???

それは、あなた自身でご判断下さい。

フィラデルフィア実験とは?悪夢の事故

まずは、フィラデルフィア実験について概要を簡単に説明しますね!

フィラデルフィア実験とは、1943年にアメリカ海軍が行なった軍事実験のことです。

どのような実験か簡単に言うと、艦体を敵軍のレーダーに感知されないようにする実験でした。

 

艦体からは、ある種の磁気が発生していて、敵レーダーはこの磁気を感知することで艦体の居場所を把握していたんです。

そこで、その磁気を消し去り、レーダーに感知されないようにする実験だったんですね。

 

その実験がフィラデルフィアの沖合いで、駆逐護衛艦エルドリッジで行われました。

磁気を消し去るためにエルドリッジは、テスラコイルという、ニコラ・テスラが発明した磁場を発生させる変圧器を積んでいました。

ニコラ・テスラと言えば、あのエジソンと並んで有名な天才発明家です。
実はその彼が、この実験の責任者だったんですね!(@_@)

 

人員を配置し、いざ実験開始!

すると、海面から緑色の光が発生し、みるみるうちにエルドリッジを包み込んでしまいました。
そして、レーダーからエルドリッジの姿は完全に消えたのです…。

ここまでは、予測通りの結果でした。

しかし!

エルドリッジの姿は、肉眼の世界からも消えたのです!!!

これには現場も大慌て。
予測をはるかに超えた結果でした。

 

エルドリッジ自体が姿を消すなんて、誰も想像してなかったんですね。

目の前にあった大きな艦体が突然消えたんです。
相当パニックだったと思います。

そして数分後。

再び緑色の光に包まれたエルドリッジは、何事もなかったかのように元いた場所に姿を現しました。

しかし、船内の様子は元のままとはいかなかったんですね。

身体が燃え上がっている者がいると思えば、凍りついている者もいる。
その身体を甲板と融合させ、さながら船と一体化してしまった者まで。

 

一体、フィラデルフィアから消えていた間、エルドリッジに何が起こったのでしょうか。
見た目に異常のない者は、発狂していて話もロクにできない始末です。

行方不明と死亡は合わせて16名
精神に異常をきたした者、6名

まさに悪夢のごとき実験結果。

軍はこの大失態を世間に公表できるはずもなく、関係者に厳しく箝口令を出し、外部に漏れないように隠蔽したのでした。

 

これが密かにささやかれている【フィラデルフィア実験】です。

そんな世にも不思議な現象を引き起こしてしまったフィラデルフィア実験。

消えた数分の間に何が起こったのか、気になりますよね。

 

それにしても、軍によって厳しく箝口令がしかれて隠蔽されてしまったこの実験。
どのようにして、世間の知るところとなったのでしょうか??

 

次は、フィラデルフィア実験が世間に暴露された流れをご紹介します。

フィラデルフィア実験、発覚までの経緯

悪夢の実験、フィラデルフィア実験。
その主役となる艦体、エルドリッジの身に何が起こったのか。

気になりますよね!(@_@)

 

その前に、どのようにして世間の知るところとなったのでしょうか?
これもまた、一筋縄ではいかない物語があるんです。

順を追ってご紹介しましょう。

 

軍の上層部により厳しく箝口令がしかれ、隠蔽されたはずのフィラデルフィア実験。
しかし、それもついに白日のもとに晒される日がくるんですね。

それは、1956年のことでした。

モーリス・ケッチャム・ジェサップと言う作家の元に一通の手紙が届いたんですね。
差出人は、カルロス・マイケル・アレンデ。

手紙には「レインボー・プロジェクト」について、克明に書かれていました。
レインボー・プロジェクトとは、フィラデルフィア実験の正式名称。

 

UFOの研究をし、本の出版もしていたモーリスは手紙の内容に興味を持ち、カルロスと手紙でやり取りをします。

しかし、やり取りをする中でカルロスに対してどうも胡散臭いものを感じたモーリス。
最終的にやり取りをやめてしまいます。

 

同じ年、モーリスが書き下ろしたUFOの書籍に手書きのコメントをつけたものが、海軍の研究所に送られてきます。

コメントにはこうありました。

海軍は艦体を見えなくする実験の中、偶然、時空を移動する手段を発見した。
それは、UFOの飛行する術に繋がる、と。

そのようなことがあり、個人的に興味があって、と言う前置きをして、研究員がモーリスの元に訪ねてきます。

研究員は、このコメントを書いた人物を探していたんですね。

 

相談を受けたモーリスはコメントの文字を見て、かつて自分にフィラデルフィア実験の密告を手紙でよこしたカルロスを思い出しました。

2つの文字は、似ていたんですね。
カルロスを一度は疑ったモーリス。

しかし、軍とフィラデルフィア実験、そしてUFOは何か関係がある。

きっとそう思ったはずです。

何か計り知れない大きな陰謀を予感したモーリスは、その後、この問題について独自の調査を続けます。

その結果、軍がフィラデルフィア実験とUFOに関して多くの事実を隠蔽している決定的な証拠をつかむことに成功するんですね。

 

その証拠を武器に、彼の考えに賛同する人々に会うために約束を取り付け、ワシントンへ向かう道中、モーリスは謎の死をとげます。

1959年のことでした。

彼は、車中に排気ガスをパイプで引き込み、一酸化炭素中毒で死亡していたのです。

 

モーリスの死は自殺と断定されたのですが、これから会う約束のある人物が、その道中に自殺するなんておかしいと思うのは私だけでしょうか。

会いに行く途中ですよ?
会う気満々だったんですよ?

違和感アリアリです。(-“-)

 

そして、一緒に持っていたであろうはずの、軍とUFOに関係する決定的な証拠や資料の数々はなぜかひとつもなかったのです。

これは、名探偵ではない私でも疑います。

 

フィラデルフィア実験で起こった現象と結果。
軍とUFOの関係。

この2つを暴露されては困る者によって、モーリスは殺されたのではないか…。

暴露されては困ると言うことは、それはやはり真実なのではないか???
そう思えませんか??(*_*;

 

モーリスの努力虚しく、この疑いはここでまたもや隠蔽かと思いきや。

モーリスは生前、情報交換していた科学者の友人がいたんですね。
その人の名はイヴァン・T・サンダーソン。

このイヴァンが、後にフィラデルフィア実験についての本を出版したのを皮切りに、多くの本や関連する映画が公開されてフィラデルフィア実験は世間の知るところとなったのでした。

 

しかし、その信憑性についてはあまりありませんでした。

と言うのも、かつてモーリスや海軍の研究所に手紙をよこしたカルロス。
彼が後に発見されるのですが、モーリスが感じたようにやはり胡散臭い人物だったんですね。

フィラデルフィア実験の話は嘘八百だったと公言したと思えば撤回したり、その情報を高値で売りつけようとしたり。

世間からは、面白半分で見られて、本当の意味では信じてもらえなかったのです。

 

一度、隠蔽されたフィラデルフィア実験は、白日の下に晒されるまで実に20年以上の時間がかかってしまうのでした。

しかも、告発者カルロスの胡散臭い対応のおかげで信憑性はかなり低い状態だったんですね。

 

それでも、一部の人々の間では今なお信じられているんですね。

それはなぜか?

それは、消えていた間にエルドリッジに起こった現象が、どうにもこうにもお話として人を惹きつける魅力があるからだと思います。(>_<)

 

次は、消えていた間にエルドリッジに起こっていた出来事についてお話ししましょう。

エルドリッジに起こった出来事

ここまでフィラデルフィア実験で起こった現象、その悲惨な結果から隠蔽されたこと、暴露までの道についてお話ししてきました。

ここでは、主役のエルドリッジに起こった出来事についてお話しします。

 

レーダーからだけでなく、肉眼の世界からも姿を消していたエルドリッジ。

どこに消えたのか、不思議ですよね。

実はエルドリッジ、フィラデルフィアから遠く2500kmも離れたノーフォークにその姿を現していたんです!(@_@)

つまり、瞬間移動していた、と言うことになりますね。
そして、数分のうちにまたフィラデルフィアに戻ったんです!( ゚Д゚)

もちろん、また瞬間移動したことになります。

そして、一緒にいた乗組員は悲劇に見舞われた…と言う結末になるのですが。

 

これをリークしたカルロスがどうも嘘くさいと言うことで、いまいち信憑性に欠けるんですね。
確かに、ただでさえ胡散臭い彼1人だけの証言ではにわかに信じがたいです。

当然、軍は全否定。

そもそもエルドリッジは、実験のあった1943年はフィラデルフィアに行った記録がないと言うのです。
その記録は、戦時日報として保存されていて、誰でも閲覧できるのだと。

 

さらに、ノーフォークで瞬間移動してきたエルドリッジを目撃したとされる商船アンドリュー・フルセスは、記録によると当時は地中海にいたはずだったんです。

そもそもこの2つの船が、同時にノーフォークに居たことは一度もないのだとか。

 

そして極めつけは、フィラデルフィア実験に実際に参加していた技術者の証言でした。

証言によると、フィラデルフィア実験は確かにあったし、実験も行われたのですが、あくまでもレーダー上に艦体を見えなくするための実験であり、カルロスが暴露したような不思議な現象や恐ろしい結果は起こらなかったとのこと。

真実はそれ以上でも以下でもないのに、噂として話が広まる過程で根も葉もない事オマケがついてしまった、と言うことでした。

 

そんな訳で、オカルト信者の間では、未だ信じられているフィラデルフィア実験ですが一般的にはオカルトの域を出ることはないんですね(>_<)

確かに、あまりに突飛な内容ですもんね(^_^;)
しかし!!! お話としては非常~~~に興味深くて魅力的だと私は思うのです!

それに、モーリスの死となくなった資料の問題だって怪しいままです。(@_@;)

 

次はこの何ともすっきりしない怪しい問題について、少し考察してみたいと思います。

UFOとの怪しい関係とは?

フィラデルフィア実験は実際にあったけど、不思議な現象や恐ろしい結果はなかった。

これが、軍による結論でした。

とても突飛な話だし、にわかに信じがたいのは間違いないです。
しかし、未だに信じる人も多いこの話…。

それは、疑う気持ちと、もしかしたら…と思う気持ちがあるからなのではないでしょうか。

 

アメリカ、軍、UFO、秘密…。

私だけじゃないですよね?
何か引っかかるのは。

そう、ロズウェル事件です!

あの有名なロズウェル事件も、UFO関連の内容でしたよね?
そして、軍が絡んで隠蔽されたと言うのが一般的な認識です。

 

カルロスによるフィラデルフィア実験の暴露はロズウェル事件後のことなので、彼が衆目を集めるためにこの事件をヒントにした可能性もあると私は思います。

そして、未だにフィラデルフィア実験を信じる人が多いのも、軍の隠蔽体質によるものではないでしょうか。

 

2016年の大統領選で、ヒラリー候補はこう言いましたよね。

自分が大統領になったあかつきには、宇宙人関連の情報を可能な限り公開すると。

しかし、当初は優勢であると言われていた彼女はまさかの敗退。
アメリカが持っている宇宙人関連の情報公開の道は閉ざされました。

 

彼女の夫はかつての大統領、ビル・クリントンなのは誰でも知ってますよね。

夫のビルが大統領を退いた後も、彼女はアメリカの国務長官として国政の第一線にいました。
そんな彼女の口から出た、宇宙人の情報公開という言葉。

やっぱりアメリカは何かを知っている!!! と、妄想好きの私は思うのです。(>_<)

 

そして、ヒラリー・クリントンのまさかの逆転負け。

裏の力が働いて、情報公開は阻止されたんだ!!
それってやっぱり、軍が…???

とは、さすがに深読みし過ぎでしょうか。(^_^;)

しかし、思わずそう考えてしまうだけの材料があるのは事実なんですよね。(^_^;)

 

もしヒラリーが大統領になっていたら…。

そう思わずにはいられません。

 

フィラデルフィア実験の真実は、どうなのか。

一般的にはオカルト扱い。
はたまた、全て真実なのか…。

私のようにいろんな想像をする人がいるので、今でもまことしやかに囁かれているんですね。

 

そして、話としてはとても興味深いフィラデルフィア実験は、モントーク・プロジェクトと言う実に壮大な、これまたオカルト臭が漂う物語に引き継がれてもいるんですよ。

それだけ、いろんな人がこの話に魅力を感じているのだと思います。

 

それでは、長くなりましたので一度まとめていきますね。

フィラデルフィア実験の真実?~まとめ~

ここまで、フィラデルフィア実験についてご紹介してきました。

なかなか信じられない内容ですが、やっぱりアメリカ軍とUFOは何か関係があるんじゃないかと私は思ってしまいます。

 

それでは簡単にまとめてみましょう。

悪夢の実験、フィラデルフィア実験とは

  • 1943年にアメリカ海軍が行なった軍事実験。
  • 艦体を敵軍のレーダーに感知されないようにする実験だった。
  • フィラデルフィアの沖合いで、駆逐護衛艦エルドリッジで行われた。
  • 責任者は天才発明家ニコラ・テスラ。
  • 実験開始後、緑色の光が発生しエルドリッジを包み込んだ。
  • 結果、エルドリッジはレーダーから姿を消しただけでなく、肉眼からも姿を消した。
  • 数分後、エルドリッジは再び姿を現したが、乗組員は悲惨な状態となっていた。
  • 燃えていたり凍っていたり、甲板に身体の一部を融合させていたり、発狂した者もいた。
  • 死者・行方不明者16名、発狂者6名となり、軍はこの実験を隠ぺいした。

 

フィラデルフィア実験、発覚までの道

  • 1956年、作家モーリスの元に手紙が届く。
  • 差出人はカルロスと言う人物で、内容はフィラデルフィア実験の暴露であった。
  • モーリスはしばらく手紙でやり取りをするが、カルロスに胡散臭さを感じたため、やめてしまう。
  • 同じ年、海軍の研究所にモーリスが書き下ろしたUFOの書籍が送られてくる。
  • 書籍には手書きのコメントがあり、海軍はフィラデルフィア実験の際に時空を移動する手段を発見したとあった。
  • そしてその手段は、UFOの飛行する術に繋がるともあった。
  • この本の差出人を探すために、研究員がモーリスの元に相談に来た。
  • モーリスはその差出人はカルロスであると推測。
  • 陰謀を感じたモーリスは独自の調査を続け、軍とUFOに関係する決定的な証拠を見つける。
  • 1959年、モーリスは賛同する人々に会いに行く道中、車中で死亡した。
  • 自殺と断定されたが、持参していたであろう軍とUFOに関する証拠や資料はひとつもなかった。
  • モーリスの友人・イヴァンが彼の遺志を継ぎ、フィラデルフィア実験に関する書籍を出版。
  • 後に、数々の書籍の出版や映画化もされ世間に知れ渡るようになった。
  • カルロスも後に発見されるが、彼の胡散臭さも手伝って、フィラデルフィア実験は世間的には信憑性はなかった。

 

エルドリッジに起こった出来事

  • フィラデルフィア実験の際、消えていたエルドリッジはノーフォークに瞬間移動していた。
  • ノーフォークでは商船アンドリュー・フルセスがエルドリッジを目撃したとされる。
  • 公開されている戦時日報によるとエルドリッジは当年、一度もフィラデルフィアにいなかったとして軍はこれを否定している。
  • また当日、商船アンドリュー・フルセスは地中海にいた。
  • 実際に計画に参加した技術者によると、実験はあったがレーダーの不可視化のみで瞬間移動や恐ろしい結果などはなかった。
  • 結論としては、噂として話が広まる過程で根も葉もない事オマケがついてしまったと言うことだった。

 

UFOと軍の怪しい関係

  • ロズウェル事件も、UFO関連で軍に隠蔽されたとされていて、フィラデルフィア実験に共通する部分がある。
  • 2016年の大統領選で、ヒラリー候補が当選したら宇宙人関連の情報を可能な限り公開すると発言した。
  • ファーストレディでもあったヒラリーは、国務長官も務めていたので、何か情報を知っていたのかもしれない。
  • ヒラリーは大統領選に敗退し、情報公開の話はなくなってしまった。
  • 元々はヒラリー優勢と言われていたので、情報公開されると困る軍による力が働いた可能性もある。
  • フィラデルフィア実験で起こったとされる恐ろしい結果は、モントーク・プロジェクトに引き継がれ、その話は今なお人々を魅了している。

悪夢の実験、フィラデルフィア実験。

この恐ろしい実験結果が本当なのかどうか、それを証明するものがない限り、オカルトの域を出ることはないのかもしれません。

フィラデルフィア実験、あなたはどう感じましたか?