あなたは氷河期といえば何を連想しますか?
マンモスとか、原始時代?
もう過ぎ去ってしまったもの…それくらい遥か昔のイメージがありますよね。
今、私たちは一見氷河期とは程遠い時代を生きていますが、近いうちに再び氷河期の時代が訪れるともいわれているんです。
それはどういうことなのでしょうか?
- 氷河期はいつ来る?
- 2030年氷河期到来?
- 氷河期の周期は?
- 気温は何度になる?
- 氷河期になる原因とは?
- 人類は生き残れるのか?
近いうちに訪れるけど、実際に本当に氷河期は訪れるのだろうかと疑っているそこのあなた!
この記事を読めばいつか来る氷河期に備えて準備にかかるかもしれませんよ。
氷河期はいつ来る?
さて、あなたはこれから来る氷河期ってだいたいいつ来るのだろうかと疑問に思うのではないでしょうか?
氷河期がいつ来るのかについては大きく取り上げられているものは2030年説ですね。
これはイギリスにあるノーサンブリア大学の研究チームが発表したものです。
一体何の根拠で2030年だといわれているのか?
詳しく見てみましょう。
2030年氷河期到来?
太陽の活動は2030年代に現在の60%にまで減少し、1645年に始まった「ミニ氷河期」(マウンダー極小期)の時代に近い状況になるという。
つまり「2030年、世界は氷河期に突入する」というのだ。
いまから約400年前にもミニ氷河期があった。
1645~1715年は、「マウンダー極小期」とも呼ばれ、太陽の黒点の数が著しく減少した。
ザーコバ教授はいう。
“「マウンダー極小期には地球の平均気温が1.5度下がりました。
今回の寒冷化はその時よりももっと気温を低くさせるでしょう」
なんと太陽の活動が減少していくことによって氷河期が起こるとは…!
そしてその現象が、前回起きた1645年のミニ氷河期と同じ現象であるということは、今回もこのままいくと太陽の黒点が減り続けていき、2030年に再びミニ氷河期が訪れるということに…
ちなみにマウンダー極小期(きょくしょうき)の名前の由来は太陽の黒点消失についての研究者であるエドワード・マウンダーの名前に由来しています。
しかしここでひとつ気になることが。
冷蔵庫やエアコンなどの廃棄物から出るフロンガスが原因でオゾン層が破壊され、地球温暖化が叫ばれていますよね。
どうやらこの説は地球温暖化の直接の原因ではなく、あくまで太陽の活動期が最も高い時期だったに過ぎないという説が近年主流になりつつあるようです。
それで、太陽の活動最大期が終了し、今後は太陽の活動は減少していくということなんですね。
砂漠化は免れるかもしれないことは分かりましたが、氷河期は私たち人類の今の技術で乗り越えていけるかが心配です。
ところで、氷河期は1645年にもあったと話しましたが、この氷河期という現象には一定の周期があるのを、あなたは知っていますか?
氷河期の周期は?
この氷河期がどれくらいの周期で訪れるのか気になるところ。
実は氷河期は突然起こるものでもないし、突然終わるものでもないのです。
それはどういうことでしょう?
地球は常に一定の気候を保っているのではなく、本格的な氷河期と、「氷河期ほどではないけど寒冷化した状態」の間氷期と呼ばれる2つのサイクルを繰り返しているのですね。
具体的な年数をいえば、おおよそではありますが10万年に一度に間氷期に入り、その期間が1万年ほど続きます。
間氷期の状態ですと徐々に徐々に寒冷化が増していき、やがて氷河期になるというのです。
10万年のサイクルなんて、あまりに期間が長過ぎてピンとこないですよね。
ちなみに間氷期はすでに突入していて、その始まりは約1万1千年前。
既に間氷期が始まっているということは、これから年々寒くなってくるということですよね。
私たちはもう間氷期の中を生きているんです。
ただ、間氷期から本格的な氷河期に突入するまでの過程は緩やかであるとされているんですよ。
それは世界の人口増加に伴って二酸化炭素の排出量の増加されることなどが原因で、急激に氷河期になるとか、過去にあった氷河期ほどの寒さとは限らないからなのだという、安心感を与える論文も出ています。
しかも、氷河期の周期は先程取り上げた太陽の活動とも関係しているんです。
この研究は先ほども紹介しましたイギリスのノーザンブリア大学が発表したもの。
研究チームによると、2030年代に入る頃には太陽の活動が低下。
それに伴って地球の温度も下がってしまい、寒冷化すると主張し
ています。
太陽の元々の活動が100パーセントだとすれば、その活動低下の下げ幅は40パーセントくらい下がっていくというもの。
つまり100パーセントから60パーセントに太陽の働きがダウンしてしまう…
これは、先ほどマウンダー極小期の時にちらっと話をしました。
40パーセントという下げ幅はとても大きいですよね。
実際、前回の間氷期1645〜1715年の間はマウンダー極小期が起こっています。
その当時の太陽の黒点は少なく、活動も現在の太陽より活発ではなかったとのこと。
そしてマウンダー極小期についてさらに追求すれば、太陽の内部にいくつかの層が存在するのです。
普段はそれぞれの層から出てくる2つの波がそろっていることで黒点が出ている。
つまり太陽の活動が活発な状態ですよね。
それらの波にも一定の周期があり、それが11年周期。
逆に2つの波がずれると、黒点が減少し、イコール太陽の活動が
静かになる、という論文です。
この2つの波は2022年までは同調しているのですが、次第にお互いの波はずれていき、2030年〜2040年の間には完全にずれていってしまう。
そうなると、太陽の活動が減少するという流れになっていくのですね。
最新の研究で分かった太陽内部にある二つの波。
この波がずれていって太陽の活動が低下するという理論もやはり2030年から始まるとしています。
太陽の活動が低下するということは、地球が寒くなるということ。
近年の異常気象では日本も一部の地域が冬になると大雪に見舞われるニュースを聞きますし、ヨーロッパの大寒波では60人以上が犠牲になっています。
その根拠はやはり太陽の黒点が減少していることにより、地球が次第に太陽の日差しの恩恵を受けて暖かくなりにくくならなくなっているということでしょう。
寒波のニュースが流れるなど、私たちが気づかぬうちに少しずつ間氷期の影響を受け続けていっているのですね。
気づかぬうちに…が続いてやがて氷河期になっていたという展開は恐ろしいこと。
そうなると気温の低下についても気になるところです。
では氷河期に突入すると地球の温度はどう変化するのでしょうか?
気温は何度になる?
氷河期では気温が今よりもマイナス5度ほど下がっていたとされています。
一見日本国内の天気予報で例えば「昨日と比較してマイナス5度」というとかなり寒いという印象があるのですが、地球規模でのマイナス5度はピンとこないイメージがありますよね。
しかし実際は、地球全体でマイナス5度下がるというのは「これまでに経験のない寒波」とされています。
実際、現在の気温よりマイナス1.5度低かった前回の間氷期の話をしましょう。
かつてイギリスでは1683年から約1年間の大寒波でテムズ川は凍り、川の上でスケートが出来るほどの状態でした。
それを利用した縁日「フロストフェア」が催されていたのだとか。
川が凍りつくなんて、普通は有り得ない話ですよね。
それくらい、私たちには想像のつかないくらいの気温差が、間氷期では起こるのです。
たとえ平均気温が1.5度下がったとしても。
では、氷河期になる原因って何なのでしょうか?
氷河期になる原因とは?
氷河期になる原因は太陽の黒点が減少したり、太陽活動の鍵となる太陽内部の二つの波の周期がズレるので太陽活動が低下。
従来より地球が温まりにくなって地球が冷え込んでいき、氷河期が起こる…というのも原因のひとつではあるのですが、他にも原因があるんです。
それは何でしょう?
“地球自体が氷河期を招いているという考え方です。
ミランコビッチ説もここに含まれます。
地球の公転や自転についてのさまざまなことがらや、プレートテクトニクスやプルームテクトニクスなどで説明しようとするものもあります。”
一年を通じて日照時間が変化するのは、地球が太陽の周りを公転しているからですが、木星などの惑星の影響によって公転軌道が丸い円から楕円に変わることがあるこですね。
また、地球は北極星に向けて自転軸が傾いているのですが、一定の周期(2.6万年ほど)でこと座のベガに自転軸が傾き、北半球と南半球の季節が逆転することが起こります。
1月だったら北半球に位置する日本は冬ですが、それが夏に変わってしまうということ。
冬支度が逆転すると日本中、いや世界中が混乱しそう…
これらがミランコビッチ説による原因。
陸地は北半球に多いのですが、これが氷が溶けにくい要因を持っています。
陸は海より熱しやすく冷めやすい。
そのため一度凍った氷はなかなか溶けにくいので、雪や氷が溶けきれず積み重なっていきやすいんですね。
だから、多少日照時間が減っただけでも寒冷化を招く原因になるんです。
その他、プレートテクニクス説や、1990年代に出て来た新しい学説といわれているプルームテクニクス説があるのですが、これらは地殻やマントルの理論が主となっていて氷河期と直接関わるような理論がまだはっきりとされていません。
よって原因としてはやはりミランコビッチ説が有力ではないかと私は考えています。
では、これを読み続けて最も気になったこと。
人類がこの氷河期を生き残れるかどうか、気になるのではないでしょうか?
人類は生き残れるのか?
エアコンやファンヒーターなどの暖房機は発達しているけど、氷河期になってもこれら電気機器があれば私たち人類は生き残れるものなのかが気になるところ。
結論から先に言えば人類は生き残れるでしょう。
だって、過去に氷河期があった時も人類はそれを乗り越え、その子孫として現在の私たちは生きているのだから。
それまで人間は裸で生活していましたが、衣服を着ていたことによって生き残る事が出来たといわれています。
ですから今回訪れる氷河期も、巨大な惑星が地球に衝突するよりは意外と人類は多く生き残れるのではないでしょうか?
住居を地下シェルターにして暖房を通せば温度を暖かく維持できますし…
しかし、心配な事がいくつかあります。
それは食糧難と病気の移りやすさ。
食糧については常に氷に覆われていたら畑で野菜は作れないですよね。
屋内で食物を作る技術は現在の技術では実現できますが、規模を拡大させる必要があります。
また、氷河期が続くということは乾燥した冬の状態が常に続いているということ。
よく寒い時期ですとインフルエンザの流行で人々は大騒ぎしていますよね。
薬を飲んで治るようなものならいいですが、一度かかると死に直結するような流行病が拡がれば人類滅亡に繋がるかもしれません。
常に健康には気を配り、室内でも野菜が育てられて自給自足の生活ができるように準備しなければなりませんね!
では、氷河期について話をまとめます。
氷河期はいつ来る?周期と2030年の気温についてのまとめ
2030年に氷河期は本当に来るのかどうか、気温はどれくらい下がるか、その真相を特集しました。
- 氷河期はいつ来る?
- 2030年氷河期到来?
- 氷河期の周期は?
- 気温は何度になる?
- 氷河期になる原因とは?
- 人類は生き残れるのか?
実際にはもうミニ氷河期として2015年から氷河期に突入していることが分かり、地球の平均気温もこれから少しずつ下がっていくことが分かりましたね。
テレビ番組でもたまに氷河期について特集されることがありますが、娯楽として観ていたあなたにとってこの記事はちょっと読んでてショックを受けたのではないでしょうか?
今からでも遅くはありません。
地下生活の環境を整えて、氷河期を乗り越えて生きましょう!