地震大国日本に生まれてきた日本人にとって、どんなに避けようと思っても避けられないのが大地震です。

ここ20年だけでも、阪神淡路大震災、東北地震、3.11東日本大震災など多大な被害をもたらした地震が起こっています。

それだけでは有りませんね?地震と深い関係にある噴火も起きています。

鹿児島の桜島は常に活動していますし、浅間山、箱館山、御嶽山の動きが活発化しています。
御岳山の水蒸気爆発は記憶に新しい所です。

 

海の方も目が離せません。
小笠原諸島の海底火山が噴火し、溢れた溶岩で新しい島が出来てしまいました。

西ノ島と合体して今でもに成長中です。

近年の出来事をちょっと見ただけでもこれだけ多くの現象が起きているのです。

これから何十年も生きるであろう自分たちが地震と背中合わせの生活の中で危機回避をする為に、地震の前兆となる現象を知っておく事は、もしかしたら自分の命を拾う事になるかもしれません。

 

そのために、今回は地震の前兆現象をまとめてお伝えしたいと思います。

地震の前兆現象〜動物編〜

カラスが輪を描いて飛んでいる

大地震の数日前から見られると言われるカラスの行動です。
周知の通りカラスは非常に頭がよく、動物なので危険回避能力も人間よりも高いです。

そんなカラスが大地震の前になると起こすのがこの行動で、なぜ円を描くのかは分かっていませんが、大地震の前にカラスのこの行動の目撃例がたくさんあります。

 

20羽以上のカラスが円を描いて飛んでいる所を見た人もいます。
まさに以上行動と言わざるを得ません。

夜中にカラスが鳴く

カラス繋がりでもう一つお伝えします。
それがこの、夜中にカラスが鳴くという行動です。

科学的な根拠が有るわけでは有りませんが、地震の前にはカラスが夜中にやたらとうるさいと言う話があります。

 

恐らく動物特有の勘や何らかの電磁波(地層がズレる時に発する電波など)をキャッチする能力が有り、それによってこのような異常行動を起こすのではないでしょうか?

鳩が大量に死んでいる

地震の前兆として、鳩が大量に死んでいたと言う報告も有ります。

ある地域では鳩の大量死に、「こんな事はじめてだね。」と言っていた数日後に大地震が起きました。

 

鳩の大量死の原因は鳥インフルエンザではなく、未だに謎のままです。

ただ、これもカラスの異常行動と同じで、地震特有の電磁波が関係していると思われます。
後で詳しくお伝えしますが、この電子波が動物の異常行動や大量死、自然現象の元だと思われます。

犬が吠えまくる(犬の異常行動)

危機回避能力の高さでは犬も負けていません。
地震の前になるとやたらと犬が吠えます。

 

何かで読んだ話ですが、東日本大震災の時にこんな事が有りました。
いつものようにお昼過ぎにチワワの散歩に家を出たおばあちゃん。

チワワにリードを付けず、いつも通り海を目指して出発すると、いつもなら海に向かって一直線に走っていくはずのチワワが、この時に限って反対方法に走っていってしまいました。

おばあちゃんはチワワを呼びましたが10mくらい先でおばあちゃんを呼ぶように鳴くのでそちらに歩いていくと、また走って行ってしまいます。

 

これの繰り返しが何度かされた後、あの巨大地震が起きたのです。

すでに避難地に近い所まで来ていたおばあちゃんはチワワのおかげで助かったそうです。
「いつものように海の方に散歩に行っていたら助からなかったでしょう。」とはおばあちゃんの言葉です。

 

他にもありますよ。動物編。

普段捕れない魚がたくさん捕れる

東北地震の時、普段は中々かからない魚が何匹もかかるという現象が起きています。

近年では海底にいるはずのダイオウイカが日本海側で何匹も水揚げされています。
ご存知ですか?

 

地元の漁師さんも、ダイオウイカ自体がはじめてなのに、こんなのが年に2度も3度も起きるなんて・・。とインタビューに答えていました。

これは2つの原因が考えられると思います。

2つの原因1:海底火山が噴火した影響で海底の温度が上がったので、その環境にいにくくなったダイオウイカが海面に姿を現した

2:地震特有の電磁波がダイオウイカに何らかの影響を及ぼした

どちらが正解か、もしくは他の原因なのか分かりません。

ただ、どちらにしてもこのような現象が起こるという事は、見えない所で海に何らかの変化が起きている事は間違いなさそうです。

地震に繋がらなければ良いのですが・・・。

海と言えば、地震の前兆として有名な現象はイルカ、クジラの大量座礁ですね。

イルカやクジラの大漁座礁

2011年の3・11東日本大震災の一週間前、茨城県の鹿嶋市の海岸でカズハゴンドウというイルカの群れ約50頭が打ち上げられたのは有名な話です。

実は2015年4月10日に、この海岸から20kmしか離れていない鉾田市の海岸で、今度は同じ種類のイルカの群れ150頭が打ち上げられているのが見つかりました。
幸か不幸かこの時は巨大地震は起きていません。

 

それにしても・・150頭のイルカが浜辺に打ち上げられてるとは・・とてつもない光景ですね。1頭でも話題になるのに。

このようなイルカやクジラの大量死の確かな原因は分かっていません。

 

イルカは超音波を使って会話をする特殊な感覚を持ってます。
この超音波での会話も地域によって若干異なる、つまり訛り(なまり)が有るというのですから驚きですね。

 

話がそれましたが、この超音波での会話の際に使う特殊な受信機関に異常が起きると、群れ全体があらぬ行動をとってしまい、このような大量死に繋がると言われています。
そしてこの異常を起こす原因の一つが、先ほどからお伝えしている、地震特有の電磁波だと言われているのです。

 

会場訓練で使用されているソナーなども原因の一つとされていますので、イルカの大量死の全ての原因が地震に由来する物ではないにしろ、東日本大震災と一週間前の大量死は大いに関係があると考えていいのではないでしょうか?

 

一部には、イルカやクジラの大量死があったからと言って必ずしも地震が起きているわけではない。だから大量死と地震は関係がない。
と言う人もいますが、理由はいくつもあるのです。

いくつか有る原因の中に地震の前兆がある可能性があるなら、大量死は見逃せないのではないでしょうか?

さて、ここまで地震の前兆として動物の以上行動を見てきましたが、次は天候に関してみていきましょう。

地震の前兆〜気象編〜

地震雲は地震の前兆?

地震発生の前兆として起きる気象としては地震雲が最も有名ではないでしょうか?

地震雲にはいつ雲の種類が有りますが、一般的には竜巻状の雲が出来る事が多いと言われています。

 

ただ、地震の前に地震雲が発生する根拠は科学では今の所証明されていません。
なので、近い将来されるかもしれませんね。

 

ところで、これまで何度も【地震特有の電磁波】と書いてきましたが、地震雲の発生に関してもこの影響が有ると思われます。

地震特有の電子波とは?

これ重要です。

硬い好物が砕けると磁気が発生する事が証明されています。

古くは火縄銃の火打石や、ライターのカチッとする部分。
カチッとすると磁気(電気)が発生し火花が出る。

実感して頂けるかと思います。

 

ライター程度の磁気なら火花で済みますが、これがプレートの擦り合いだったらどうでしょうか?

それはもう、ものすごい量の磁気が発生する事は想像に難しく有りません。

 

このとき発生したものすごい磁気が上空に影響を与え地震雲が出来上がると言われています。

 

これと同じ理由で、地震前にはプラズマ(稲妻)現象が有ると言われています。

プラズマ(稲妻)現象

これは震源の上空で観察されている地震前兆現象です。

前述の通り地震特有の電磁波の影響で上空に影響を与えます。

 

すると成層圏の一部がプラズマ化し、周りから見ていると稲妻がほとばしっているように見えるのです。

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これはプレートの摩擦だけでなく、火山が噴火した時などもよく観察されている現象ですね。

 

プラズマ現象は何日も前から発生する事も有れば、地震発生直前に発生する事も有ります。
これはケースバイケースですので何とも言えません。

 

3.11東日本大震災の時は、地震発生数十秒前に海の方に稲妻を目撃したという人がいます。

大量のエネルギーが放出されたのが伺えますね。

 

では最後に、今回ご紹介した地震の前兆現象をおさらいしましょう。
色々有りましたが覚えていますか?

地震の前兆現象〜まとめ〜

今回ご紹介した地震の前兆となる現象は

  • 動物編
  • 気象編

の2つでした。

地震特有の電磁波を元として

動物編では

  • カラスが円を描いて低空で飛行する
  • 夜中にやたらと無く
  • 鳩の大量死
  • 犬が吠えまくる(異常行動)
  • 普段獲れない魚が沢山獲れる
  • ダイオウイカなど深海魚が海面に上がってくる
  • イルカやクジラの大量死

などが有りましたね。

 

気象編では

  • 地震雲
  • プラズマ(稲妻)現象

が有りました。

それが起きるメカニズムも本当に簡単にでは有りますがお伝えしました。

 

これら以外でも、地震の前兆としては地盤沈下井戸の水が濁るなどの現象も報告されています。

火山性地震だとマグマと水がぶつかって、大きな水蒸気爆発(御岳山のような)を起こす事も有りますし、箱館山のように小さな地震がず〜っと続く事も有ります。
この辺りは土地の状態によるので何とも言えません。

ただ、巨大地震になると今回お伝えした様な前兆現象が起きる事があります。
その時に準備ができているように、アンテナは立てておきましょう。