ユネスコ世界遺産にも登録されている超有名な観光スポットに、古代人が描いた宇宙人の絵が残されているのをご存知でしょうか?
その場所はアフリカ大陸のアルジェリア、サハラ砂漠にある古代遺跡タッシリ・ナジェールです。
この古代遺跡、台形型の山脈なんですが、なんと全長500kmもあり、その巨大さもさることながら山脈の岩肌に非常に鮮明な岩絵が2万〜3万点も残されているのです。
今でこそ砂漠となっていますが、サハラ砂漠は元々水と緑の豊かな場所で(タッシリ・ナジェールも河川の大地と言う意味です。)、岩絵が描かれた2000〜8000年前の新石器時代には、様々な動物と人間が共存していた事が分かっています。
岩絵としてキリンやウシなどの動物や当時の人々の生活などが多数描かれているのです。
そんな岩絵の中に、なんと宇宙人を描いた絵があるのですから驚きです。
例えば「白い巨人」と呼ばれる絵は宇宙服を着た人間の絵ですし、「火星の神」と呼ばれる絵は、角の生えた人間が描かれています。
こんな感じです。
壁画の映像があるのでご紹介しますね♬
これが古代遺跡タッシリ・ナジェールの人々と宇宙人が交信していたと言われるゆえんになっています。
しかしこれ、本当に宇宙人の絵なのでしょうか?
古代遺跡タッシリ・ナジェールの絵は本当に宇宙人?
古代遺跡タッシリ・ナジェールの人々は、まだハッキリしていないが今から8000〜7000年前にこの地にやってきて、魚を捕り、動物を追って生活していたようです。
そして今から4000年前には姿を消しています。
つまり3000〜4000年もの長い歴史があり、その間を4つの時代に分ける事が出来ます。
古い順に、【狩猟民の時代(円頭人の時代)】【牛飼いの時代】【馬の時代(戦車の時代)】【ラクダの時代】です。
岩絵は非常に精巧に極彩色をもつかって描かれているのですが、実はそれは【牛飼いの時代】以降の絵です。
そんな写実的な絵を描いた彼らは、前時代の狩猟民の時代よりも後にこの地に住み着いた人達で牛飼いの時代の人達とはまた違います。
そして問題の宇宙人の絵は【狩猟民の時代】に描かれたものなので、全く洗練された絵ではありません。
ここがポイントです。
こう考えると
「他の絵が非常に精巧に描かれているので宇宙人の絵も正確に描かれている。つまりこのような宇宙服を着た人と繋がりがあったし、角が生えた人(宇宙人)とあった事があるのだろう。」
と言う主張が、どうも根拠の薄い物になってしまいそうです。
なにしろ正確に描かれていない時代の絵なので。
どう思いますか?
では角の生えた人(火星神の絵)は一体何の絵なのか?
photo credit: Hoggar via photopin (license)
火星神の絵の正体は?
火星神の絵の正体は、仮面をつけた人の絵だとする説が有力です。
というのも、仮面の岩絵が見つかっているので、お祭りの時などに様々な仮面をつけた事が予想出来、それを絵に描いたと考えられるからです。
しかし宇宙服を着た宇宙人の絵は一体何を書いたのかよくわかっていません。
これも狩猟時代に描かれた物だとされていますが、もしかしたら本当に宇宙人なのかもしれませんね。
オーパーツのロマンはつきません。
古代遺跡に残された宇宙人の絵〜さいごに〜
今回は古代遺跡タッシリ・ナジェールに残された宇宙人の絵をご紹介しました。
僕自身の方針として、何でもかんでもオーパーツだなんだかんだと煽りたくないので、信憑性の薄い物は薄いと書かせて頂いております。
自分が信じた物だけをオーパーツだとさせてもらっています。
その点ご了承ください。
今回のタッシリ・ナジェールの火星神の絵はどうもオーパーツではないようですが、宇宙服を着た絵の方はもしかしたら本物なのかもしれません。
転載して良い画像が見つからなかったので僕の下手な絵をのせさせて頂きました。
でも当時の人のレベルでは描かせてもらってますよ(笑)
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