「学校の友達が言ってたけど、火星には水があるから生物もいてる」
本当なのでしょうか?
現在火星に無人探査機が到着して色々と調べている所です。
そして探査機によって火星の実態が少しずつ分かってきました。
火星に人類を移住させる計画がある事はご存知かと思います。
でも、向こうに行けたとして、生活する事が出来るのか?
人間が生きていく為には水が必要です。
酸素も必要ですよね。
酸素は植物が無ければ生成されませんし、植物は水が無ければ枯れてしまいます。
そこで今回は
- 火星に水はあるのか?
- 火星に生物はいるのか?
について調べていきたいと思います。
火星に水はあるのか?
隕石の分析の結果
火星から飛来してきた隕石を分析したところ、
火星内部のマントルに豊富な水が存在するという発表がありました。
「ジャーゴッタイト隕石」と呼ばれるこの隕石を詳しく分析した研究チームは
火星が形成されていく過程において間違いなく水が存在していたという報告をしたのです。
何でも二次イオン質量分析法というのを使って火星の水の含有量を調べたようなんですが
その量は70〜300ppmであったようです。
ちなみに地球の数値は50〜300ppmなので
ほぼ地球と遜色のない量の水があるという事になりますね。
これが信用できる発表と認められたら
火星には間違いなく水が現在でも存在しているという事になります。
日本の研究報告
日本の東京工業大学と名古屋大学とが合同チームを作り火星の水についての研究結果を報告しています。
隕石を分析した結果、火星誕生から4億年の間に元々あった水が大量に宇宙空間に流出し失われたと。
残った水は氷として火星の地下に存在しているそうです。
日本の研究チームの結論も、火星に水は存在しているという事です。
また、アメリカのジョージア工科大の研究チームも
火星表面に水の流れがあったことをうかがわせる痕跡を発見しています。
これについては火星探査機「キュリオシティ」が写真撮影に成功しました。
なるほど、火星に水が存在する事は間違いなさそうです。
ちなみに水は生物が誕生するのに必須だと言われています。
では、火星に生物は存在しているのでしょうか?
火星に生物は存在するのか?
火星に生物は存在するのか?についてはまずはこちらの動画をご覧下さい。
火星に水が存在するとなると最も気になるのは「生物」の存在です。
火星は18世紀頃から「赤い惑星」として人々に認められてきていました。
極地の存在が認められており、水がある地球以外の太陽系の惑星として科学者の研究対象でした。
しかも、火星には薄いながら大気も存在しています。
火星の大気の95%が二酸化炭素なのですが
わずかならメタンも観測されています。
この「二酸化炭素」と「メタン」の存在。
そこに水があることも分かっている。
これが「火星に生物がいるのでは?」という根拠になっているのです。
地球上には二酸化炭素とメタンをエネルギー源とする生き物が存在します。
また話はそれますが火山ガスなどの有毒物質が多いところにも生物は存在しているのです。
太古の地球が有毒な海水だった頃もそこから生物は誕生しました。
photo credit: Mars Samples Return Blastoff via photopin (license)
火星の水はあるのか?生物存在するのか?〜最後に〜
火星は地球の一つ外側にある惑星です。
大きさは地球の約半分。質量は10分の1。
24時間37分で自転をし、687日かけて太陽の周りを回っています。
赤道傾斜画が地球と近く、四季もあります。
他の惑星に較べたらかなり地球に条件が似ているのがわかるでしょう。
だから、1897年にあの有名な小説「宇宙戦争」が出来たのだと思います。
火星の探査はこれからが本番でしょう。
今はやっと地表にたどり着いて調査を始めだした段階。
地中に潜ったり極地の方も調べられるようになったら
もっと驚くべき報告が出てくるかもしれないのです!
宇宙人、とまではいきませんが、
微生物などの単純な生物が発見されるのも時間の問題かもしれませんね。
もしかしたら植物なども発見されるかもしれません。
その発見を首を長くして待ちたいと思います。
宇宙は謎だらけです。地球に最も近い星、月。
月も謎だらけなのですが・・
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