パワースポットと呼ばれる力あふれる特別な場所、それは世界中に数多く存在しています。
日本では見られないような雄大な景色、人の長い営みを感じる遺跡…。
日常に疲れたあなた、そこからちょっと離れて世界中のパワースポットで癒されてみませんか?
これからパワースポットを巡って世界一周の旅をしてみましょう。
1. セドナ(アメリカ)
アメリカ・アリゾナ州のセドナには、特徴的な切り立った形をした赤茶色の岩山がそびえています。
ネイティブ・アメリカンが聖地として、はるか昔からこの地で儀式を行っていました。
セドナが有名になったのは、ここに「ボルテックス」があるとされたからです。
ボルテックスって何でしょうか?
ミネラルウォーターではありませんよ。
ボルテックスとは渦の意味で、そこに地球のエネルギーが集まっているとされる場所です。
つまりパワースポットと同じような意味ですね。
セドナにはこのボルテックスが数多くあり、スピリチュアルな力のある町として多くの人が訪れています。
2. ウユニ塩湖(ボリビア)
南米ボリビアにあるウユニ塩湖は、雪のような塩の大地が広がる場所です。
約10,582平方kmの面積は琵琶湖の16倍近い広さで、標高はおよそ3,700mと富士山並みです。
なぜそんなところに大量の塩が?といえば、元々は海だった場所が隆起してアンデス山脈になったからなんですね。
ウユニ塩湖が正確には湖ではないというのはご存知ですか?
実際は平らな塩の高原で、乾季には自動車で塩の上を走ることができます。
ウユニ塩湖は「天空の鏡」と呼ばれます。
雨が降ると空の景色が一面に映るためですが、これは非常に平らな土地が広がっているからです。
どこまでも続く天地の空景色の美しさは、神秘的な力を感じずにいられません。
3. マチュピチュ(ペルー)
マチュピチュはアンデス山脈の尾根の標高2,400mほどにある、インカ帝国の遺跡です。
切り立った山の上にある空中都市の絶景はとても有名ですね。
この街がなぜ作られたのかご存知でしょうか?
実は今でもはっきりとしたことは分かっていません。
アンデス文明には文字がなかったことと、インカ帝国が伝染病や内戦でボロボロのところをスペインの侵略で滅ぼされ、マチュピチュは忘れ去られていたためです。
一説には、インカ帝国では太陽が崇拝されていたので、断崖絶壁のこの場所で太陽の観測をしていたのではないかといわれています。
太陽に近い場所でその力を授かろうとしていたのでしょうか。
謎の多さも神秘的な魅力になっていますね。
4. イースター島(チリ)
一番近い島からでも415km離れた絶海の孤島イースター島は、島自体がパワースポットともいわれます。
イースター島といえばやはりモアイ像が有名ですが、時代によって姿が変わっているのを知っていますか?
最初の頃は人と同じくらいの高さで顔も小さかったものが、段々と高く大きく顔も長くなっていき、私たちがイメージするモアイの姿になっていったんです。
イースター島はモアイの他にも、テピトクラ(光のへそ)と呼ばれる不思議な丸い石があります。
この石に身体の悪いところを触れると治る、額をつけて願い事をすれば叶う、なんていわれているんです。
5. キラウエア火山(ハワイ)
キラウエア火山は現在も噴火を続ける活火山ですが、ハワイの人々にとって神聖な場所でもありました。
神様ペレといえばサッカー選手を思い浮かべますが、ハワイの原住民ポリネシア人は火山の女神ペレを信仰していました(ちなみにサッカーのペレの由来とは全然関係ありません)。
ペレはキラウエア火山のハレマウマウ火口にいるとされ、美しいが奔放で身勝手な女神といわれています。
気まぐれに噴火する火山を、急に怒り出す女性に見立てたんでしょうか。
そう考えると納得してしまいませんか?
赤く燃え上がる噴火の炎は、地球のパワーを感じさせてくれます。
6. サンタルーデス(サイパン)
サイパンの生い茂った森の奥深くの洞にある、聖母マリア像を祀った祠がサンタルーデスです。
なぜそんな森の奥に、隠すようにマリア像が祀られているのでしょうか?
サイパンは第一次世界大戦後から日本が統治していましたが、そのとき神道教育を行い他の宗教は認めませんでした。
キリスト教徒の多かったサイパンでは、日本軍の目を盗んで森の奥で密かにその信仰を続けたんです。
サンタルーデスのマリア像の前には井戸があり、そこから湧く水は聖水として崇められています。
未だに戦争の跡が多く残るサイパンですが、平和の尊さを考えさせてくれる場所ですね。
7. ミルフォードサウンド(ニュージーランド)
フィヨルドというのをご存知でしょうか?氷河の侵食によってできた深く切り込まれた湾のことをいいます。
ニュージーランドにあるフィヨルド、ミルフォードサウンドはその美しさで有名です。
原住民のマオリには、神が石斧で切り出したという伝説があります。
ミルフォードサウンドの滝の中でも大きく迫力のあるスターリン滝をご存知でしょうか?
その水しぶきを浴びると10歳若返るといわれるパワースポットです。
9歳の子供が浴びたら生まれる前に戻るのかと気になるところではありますが、落差155mをまっすぐ流れ落ちる美しい滝の姿は確かに力を感じます。
8. ウルル(オーストラリア)
ウルルはオーストラリアの中央にある、世界で二番目に大きな一枚岩です。
ウルルって何?エアコン?という人でもエアーズロックといえば分かるのではないでしょうか。
オーストラリアの先住民アボリジニの聖地であり、ウルルというのも彼らが呼んだもので、今はこちらが正式な名前です。
ドリーミングストーリーと呼ばれるアボリジニの天地創造の神話で、巨人がつけた足跡の一つとされています。
ダイダラボッチみたいなものでしょうか?
全く違う地域で似たような伝説があるというのも面白いですね。
ウルルはよく「世界の中心」や「地球のヘソ」などといわれます。
世界の中心といえば、以前はやった「世界の中心で、愛をさけぶ」の舞台でもありますね。
9. ボロブドゥール遺跡(インドネシア)
インドネシアのジャワ島にあるボロブドゥール。
ここは世界最大級といわれる仏教寺院の遺跡です。
面積はおよそ15,000平方メートルで、東京ドームのグラウンドより広いぐらいですから、相当な大きさですね。
この寺院は他にない特徴がいくつもありますが、その一つが内部というものが存在しないという点です。
自然の丘を整形した上に石を積み上げて造られているため、内部の部屋のようなものがないんですね。
遺跡の上には72基の釣鐘型のストゥーパ(仏塔)が置かれ、その中には仏像が安置されています。
ストゥーパには手を入れられる程度のすき間がありますが、ある仏像に触ると幸せになれるという話があるんです。
それが東側から登って最初に見える右側のストゥーパの中の仏像で、女性は右足、男性は右手に触れると幸運が訪れるといわれています。
10. 富の泉(シンガポール)
富の泉は世界最大としてギネスに認定された噴水です。
風水の盛んなシンガポールでは、風水に基づいて建物の建設を行うことがよくありますが、この噴水も風水の考えによって造られています。
中央にある小さな噴水の水に触れながら、時計回りに3周回ると金運が上がるとされています。
周囲に建てられた5つのビルを指として、手の平の位置にある噴水で富を握るという考え方で配置されているんだそうです。
わざわざ5つのビルと世界最大の噴水をそのように設計して建ててしまうなんて、スケールの大きい話ですね。
11. ワーラーナシー(インド)
ガンジス川流域の中心的な都市として、紀元前より栄えていたのがワーラーナシーです。
ヒンドゥー教最大の聖地で、ベナレスやバラナシといった呼び方もされます。
インドの川といって思い浮かべるのは?多くの人が体を洗う姿ですよね。
沐浴といいますが、その中心的な場所がこのワーラーナシーです。
ガートと呼ばれる階段状の沐浴場で、多くの巡礼者が祈りを捧げます。
「大いなる火葬場」と呼ばれるワーラーナシーは、死者を迎える場でもあります。
ヒンドゥー教では、この地で死ぬと解脱できると考えられているためです。
死者は最後の沐浴をし、川辺で焼かれ、ガンジス川に流されます。
生と死がまさに隣り合わせの場所です。
こちらをご覧ください。
12. 黄龍(中国)
中国のほぼ中央に位置する黄龍は、美しい景観で知られています。
黄龍の中でも有名なのが五彩池と呼ばれる、大小の池700ほどが棚田のように並んだ場所で、黄金色の渓谷はまさに黄色い龍の鱗のようです。
自然に造られたとはとても思えない光景ですが、なぜこのような景観が生まれたんでしょうか?
黄龍は石灰岩層が氷河に削られてできた渓谷であるため、石灰分を含んだ水が流れ込み、その石灰が沈殿し固まってこのような景色が生まれたんです。
透き通ったエメラルドグリーンの水は、見る場所や時間によってさまざまに色が変わって見えます。
神秘的な水から力を感じられるパワースポットです。
13. バイカル湖(ロシア)
バイカル湖といえば世界一透明な湖として知っている人も多いと思いますが、水の量が世界最大の湖でもあります。
それがどのくらい多いかといえば、地球の淡水の2割がここにあるといわれるほど途方もない量です。
またバイカル湖は、ガラパゴスと並んで多くの固有生物が生息する場所でもあります。
湖は普通、徐々に土砂で埋まっていくので、数万年もすれば無くなってしまいます。
ですが世界最古の湖であるバイカル湖は、およそ3000万年も前から存在し続けているんです。
湖に浮かぶシャーマン岩はパワースポットとして有名で、ここを聖地としていたブリヤート人は縄文人の起源という説もあります。
14. ペトラ(ヨルダン)
中東ヨルダンのペトラ遺跡は、高い岩の間の細い道を抜けたところに現れる広大な遺跡です。
砂岩の岩盤を掘って造られた、墓や神殿などの巨大な建築物が多くあります。
この地に住んでいたナバテア人は、ドゥシャラと呼ばれる山の神を信仰し、聖地としてここに建物を造り上げていきました。
ペトラ遺跡の中でも代表的なものがエルカズネ(宝物殿)で、映画「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」の舞台としても有名です。
細い谷間の道を進んで現れる巨大な遺跡は映画のままで、気分はまさにハリソン・フォードですね。
15. カッパドキア(トルコ)
キノコ形や煙突形など、自然に作られた奇妙な形の岩が立ち並ぶカッパドキア。
このような景観が生まれたのは、火山によってできた地層が数百万年の間風雨にさらされた結果ですが、自然の不思議さを改めて感じますね。
この地はギョレメと呼ばれていましたが、その意味は「見てはいけないもの」。
この世のものとは思えない姿から、恐ろしさを感じたんでしょうね。
そんな地に巨大な地下都市が建設され、数万人ともいわれる人々が暮らしていたというのですから、信じられない話ですね。
この地下都市はキリスト教徒がローマ帝国の迫害から逃れ、またイスラム王朝の侵攻から守るために築いたといいます。
自然の奇景と人の信仰の営みが合わさった稀有な場所ですね。
16. カレル橋(チェコ)
チェコの首都プラハにあるカレル橋は、およそ600年前に造られ、現存するものとしてヨーロッパ最古の石橋です。
半世紀近くもかけて完成されたカレル橋は、欄干に30体の聖人の像が建てられています。
その中の一つ聖ヤン・ネポムツキー像の台座のレリーフに触ると、幸運が訪れるといわれているんです。
他の29体ではだめなのかと思いますが、ネポムツキーはチェコで有名な聖人で、最初に作られたのがその像です。
また王と対立したネポムツキーは拷問された後、カレル橋から遺体を投げ捨てられたといわれ、因縁のある場所なんです。
17. ストーンヘンジ(イギリス)
ストーンヘンジは巨大な石が円状に立てて並べられた、非常に有名な遺跡です。
いつどのようにして造られたのか、謎の多い遺跡でもあります。
石が立てられたのは紀元前2500~2000年の間と考えられていますが、1000年ほどに渡って数段階に分けられ造られたようです。
平原の中に忽然と現れるストーンヘンジ、2トンの巨大な石を300kmも離れたところから運んできたともいわれます。
なぜそこまでしてこの地に石を運んで来たのか、どうやって運んで来たのか…。
謎は尽きませんが、それだけの力を感じさせてくれる場所です。
18. ルルド(フランス)
「ルルドの泉」というのを聞いたことがあるでしょうか?
フランスのルルドという小さな町にあるその泉は、難病を治す奇跡の泉といわれています。
泉の伝説はベルナデットという少女が、ルルドの洞窟で聖母マリアを見たことから始まります。
そのマリアに導かれて、彼女が掘り出したとされるのがルルドの泉です。
それが19世紀中頃と比較的新しい話なのですが、泉によって病が治ったとされる例が相次いだことから、奇跡の泉として知れ渡るようになりました。
今では多くの人が訪れるカトリックの巡礼地となっています。
19. ギザ(エジプト)
クフ王・カフラー王・メンカウラー王の三大ピラミッドが建つギザ。
言わずと知れた超有名スポットですが、このピラミッドは何のために造られたのかも未だに分かっていません。
え、王様の墓じゃないの?と思われるかも知れませんね。
ピラミッドを王の墓と記したのは古代ギリシアの歴史家ヘロドトスですが、それが書かれたのはピラミッド建設から2000年も後のことで、本当かどうか疑問が持たれています。
謎多きピラミッドですが、四角錐の形はパワーをもたらすという考えがあり、ピラミッドパワーと呼ばれています。
精神を集中させる、生命力を活性化させるなどの効果があるとされています。
20. ヴィクトリアの滝(ジンバブエ、ザンビア)
大きな滝といえばナイアガラの滝を思い浮かべますが、それをはるかにしのぐ規模なんです。
この滝には有名なスリル体験スポットが2つあります。
滝の上にありちょっと足を滑らせたら落ちてしまいそうな「悪魔のプール」、そしてヴィクトリア橋からのバンジージャンプです。
ヴィクトリア滝には力を喚起し、生命力を高めるパワーがあるともいわれています。
300万年前の最初期のヒト属の石器も発見されているこの地、はるか昔から人はこの滝を見て、力をもらっていたんでしょうね^^
世界のパワースポット~まとめ~
パワースポットで世界一周、いかがでしたか?
- セドナ(アメリカ)
- ウユニ塩湖(ボリビア)
- マチュピチュ(ペルー)
- イースター島(チリ)
- キラウエア火山(ハワイ)
- サンタルーデス(サイパン)
- ミルフォードサウンド(ニュージーランド)
- ウルル(オーストラリア)
- ボロブドゥール遺跡(インドネシア)
- 富の泉(シンガポール)
- ワーラーナシー(インド)
- 黄龍(中国)
- バイカル湖(ロシア)
- ペトラ(ヨルダン)
- カッパドキア(トルコ)
- カレル橋(チェコ)
- ストーンヘンジ(イギリス)
- ルルド(フランス)
- ギザ(エジプト)
- ヴィクトリアの滝(ジンバブエ、ザンビア)
一生に一度は行ってみたい場所ばかりですね。
といっても実際に行くことはなかなかできませんが…。
でもこうして見て行くだけでも、なんだか力をもらえそうな気がしますね。
世界は広いなんていうと当たり前のことですが、私たちが想像もできないような自然の景色や、理解を超えた文化が世界にはたくさんあります。
ちょっとそういうものに思いを巡らせてみるだけでも、なんだか一瞬日常を忘れてしまいます。
んー、でもやっぱり行ってみたい!
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