あなたは二重の虹を見たことがありますか?

二重虹は幸運の前兆とされていると同時に、地震の前兆とも言われることがあります。
全く相反するこの2つの解釈、正しいのでしょうか?

東日本大震災や熊本地震以降、地震に敏感になっている人も多いはず。
いったい、どのようなメカニズムで、そのように言われているのか、検証していきたいと思います。

二重の虹を見た…

「二重の虹が出ると、地震がくるよ」と聞いたことのある人は多いと思います。

地震がくる前兆として、地震雲、虹雲、そしてこの二重の虹があげられます。
これらの現象は、なぜ起こるのでしょうか?

二重虹はニュースになるくらい珍しですよね。

地震が起こるまでのメカニズム

地震が発生するメカニズムはプレートが引っ張り合ったり、押しつけあったり、その時に生まれる大きなエネルギーの反発です。

ここで大事なのはプレートが摩擦を起こしているということ。
この点を踏まえながら二重虹について考えていきましょう。

5d3f787b3b63167512acbfac7dcc6bb7_s

虹との関係は?

地震発生の順番をご存知でしょうか?

実は何ヶ月も前から(2、3ヶ月〜半年前)地盤にエネルギーが溜まりだします。
※地盤は常に動いていますが、エネルギーの方向がぶつるようになるので、エネルギーが溜まると思ってください。

そしてプレートがあるときドドド〜っと滑って地震発生となるのです。
その時に岩石が割れたりして地中に含まれるイオンやラドン、電磁波などが一斉に放出されます。

すごいエネルギー量になるので、それらが虹を作るというわけですね。
虹ではなくてもプラズマが発生する事はよく言われていることです。

東日本大震災の時も海にプラズマを見たという報告がされています。

8393c5cf7ac4e42c9152323a8388ba1c_s

地震と二重虹は関係ないという説も

一方で、二重の虹はよくあらわれる現象で、地震との関係を否定する説もあります。

そもそも虹は、空から降り注ぐ太陽光線が、雨粒や水滴などによって屈折したり反射したりして見えるようになる現象です。

虹の見え方は、太陽の位置によって決まります。

虹を見る人と太陽を線で結び、太陽を背にしてその線から約42度の角度で見上げた時に虹が見られるのです。
その角度が52度になった場所で、二重の虹のもう一本が見られるという仕組みなのです。

虹の仕組みについてはこちらのアニメをご覧ください。
わかりやすいですよ^^

自分自身の中に答えはある

色々な見解がある、二重の虹と地震との関係ですが、一概に関係ないと片づけることもできないですし、二重の虹が出たら必ず大地震がくると、脅すように言うこともナンセンスです。

それぞれ個人が、様々な話を聞き、自分の中でどのように消化するのか。
そこが重要なポイントとなるでしょう。

僕の個人的な見解としては二重虹が起きるメカニズムは太陽の反射とプレートの摩擦の2種類以上があり、どちらも正解なのだと思います。

昔から言われていることは現在の科学が証明するしないに関わらず、後で正しかったことが証明されることが少なくないですから。

二重虹も同じ感じなのかな?と思っていたりします。

地震と二重虹の関係~まとめ~

知りたいことは、二重虹が出たら本当に地震が起こるかどうかということでしょう。
地中から放出されるエネルギーによって、地震が起こる前兆といわれている現象が起こるのですから、あながち無関係と片づけることはできません。

大切なのは、二重の虹を目にした時、大地震がくるのでは…と怯えるのではなく、来た時に備えて、物資も精神も、準備を整えておくということです。

日本は地震大国です。
大きな地震はこの先も避けては通れません。

二重の虹を通して、いつ地震が来ても冷静に行動できるような、自立した精神をもつ人間になっていきたいものですね。