魔術を使いたい。魔術師になりたい。
そう思うことは誰でも一度はあるのではないでしょうか?
魔法を使って空を飛びたい、
好きな人を振り向かせたいなど考えた事ありますよね?
でも実際何を学べば良いのか・・・。
そんな方に、魔術師アブラハムが自分の子供にその魔術を教えるために書いた本をお勧めしたいと思います。
その本の名は
【術士アブラメリンの聖なる魔術の書】または【アブラメリンの書】です。
これは2冊の本というわけではなく、アブラハムが書いたものが【術士アブラメリンの聖なる魔術の書】です。
その後メイザーズ(前にこのブログでご紹介した魔術師・黄金の夜明け団ん創設者の一人)が翻訳した物が【アブラメリンの書】なので、内容はほぼ同じと考えていいでしょう。
では、この本でどのような魔術が学べるのか?
この本で学べる魔術は【真正魔術(しんせいまじゅつ)】と言われるのもです。
これについて解説してみましょう。
真正魔術(しんせいまじゅつ)とは?
真正魔術とは黒魔術と白魔術の癒合のような魔術です。
つまり天使の力を借りる事で悪魔や悪霊を召還、自分の言う事を聞かせる魔術です。
ソロモン王が持っていた力と似ていますね。
(ソロモン王については別の記事に詳しく書かせて頂きました。)
ただしこの力、悪霊を召還するわけですからかなり危険な魔術で、失敗すれば死ぬ事もあります。
以前お伝えした近代魔術の超有名人アレイスター・クロウリーは、この真正魔術に失敗し、悪霊111匹に周囲を取り囲まれたと言われています。
(幸い死にはいたらなかったようです。)
photo credit: Candle Light via photopin (license)
ただ成功すれば強力な魔術でもあり、諸刃の剣と言っていいでしょう。
この力をヨーロッパに持ち帰ったのは【術士アブラメリンの聖なる魔術の書】を著したアブラハムですが、元々はアブラハムが開発した魔術ではありません。
アブラハムが真正魔術を会得したのは、本のタイトルに書いてあるように【アブラメリン】という賢者からでした。
ではこのアブラメリンと言う男、何者なのでしょうか?
それを語る為にアブラハムがアブラメリンと出逢うまでを書いていきたいと思います。
魔術師アブラハムと賢者アブラメリン
魔術師アブラハムはドイツに住んでいたユダヤ人で、魔術の研究の為に旅をしていました。
photo credit: Jewish Man via photopin (license)
何年にもわたる旅の末、エジプトで賢者アブラメリンと出逢いました。
そしてアブラメリンに弟子入りして、真正魔術を学んだと言われています。
この真正魔術、ヨーロッパの魔術と源流は同じで宗派が違う物と言われていますが、
真相は定かではありません。
秘術を会得するにはいくつかの条件があります。
例えば
- 26〜55歳以下の健康な体を持っている事
- 何者にも邪魔されない場所で半年間の隠棲生活を送る
などなど。
修行の日々が待っているのです。
秘術を会得したアブラハムはそれをヨーロッパに持ち帰り次男のラメクに相伝するために先の本を著しました。
この本は多くの魔術の実践による失敗や恐怖も記されているため信憑瀬の高い物だと言われいます。
それでは最後に、今回の内容をおさらいしていきましょう。
魔術師になるならこの本を読もう!まとめ
このところ何記事にもわたり魔術師になるヒントを書かせて頂いております。
魔術自体のやり方は他の記事を読んで頂ければ書いてありますす。
でも、今回お伝えした真正魔術も黒魔術も悪魔や悪霊召還をする以上危険が伴います。
なので、まずは白魔術から試される事をお勧めします。
魔術も使いようですね。
コメント
コメント一覧 (4件)
その術士アブラメリンの聖なる魔術の書(アブラメリンの書)という本はどこで売ってますか?(アマゾンなどでも売ってますか?)
↑このコメント懐かしい
調べてみたら松田アフラさん訳の本があるみたい・・・
だがamazonでは見当たらなかった
他の魔法も使えるようになりたいです。透明になる魔法や瞬間移動の魔法、物に魔力を注いで魔法道具にする方法を知りたいです。
魔術をもっと勉強したいです